善名称院、真田庵とも呼ばれ、真田幸村父子の屋敷跡に建てられたお寺。本尊に延命子安地蔵菩薩を祀り、かつてはお地蔵さんとして賑わいをみせたこともあったそうです。春にはボタンが咲き乱れ、真田まつりでは武者行列のゴール地点として、賑わいをみせています。

真田庵の正門

真田昌幸・幸村親子と九度山

高野山に蟄居(ちっきょ)を命じられ、信州より、紀州へとやってきました。高野山での生活は寒く大変だったため、麓の九度山町で生活したのではないかと言われています。真田昌幸は、この九度山町にて亡くなり、息子である幸村は、父の供養のために、森の中に宝篋印塔を建てました。その後、大安上人がこの森に来たとき、本尊がここに善名称院(真田庵)を建てよと言われ、大安は松の木だけを残してお寺を建てました。

真田庵とその周辺の見どころ

真田地主大権現

このお寺で、怒った姿の昌幸の霊がたびたび見られるようになりました。そこで大安上人は昌幸の霊をこの地の大権現の神様にして祀ったところ、穏やかな顔になった昌幸が現れ、そして祀ってもらったお礼にこの地を守ると約束しました。それがこの真田地主大権現です。その後、稲荷大明神、金比羅大権現、天満宮、住吉大社も、境内に加えて建てられました。

真田庵正面

与謝蕪村の句碑

「炬燵して語れ真田が冬の陣」

「かくれ住んで花に真田が謡かな」

江戸時代の俳人与謝蕪村によって詠まれた2句

与謝蕪村の句碑

真田庵宝物資料館

真田庵の境内にある、土蔵作りの資料館。中には、真田家に関するもの、当時お泊りになった天皇のもの、大安上人に関するものなどが展示されています。

  • 入館料:200円(要予約:団体でご住職の案内を希望される場合300円)
  • 開館時間:午前9時~午後4時(年末年始以外無休)
真田宝物資料館

真田紐

真田幸村が機を使い織り上げた紐―真田紐

縦に引く力に強く、とても丈夫であったので、武器や様々な生活に古くから使われてきました。

幸村はこの真田紐を織り、家来に全国各地に売り歩かせ、情報収集と資金集めに役立たせていたといわれています。

真田古墳

真田庵から東へ170mほどの所にあり、「この穴の向こうは大坂城に続いていて、かつて真田幸村はこの抜け穴を使って戦場へ出向いた。」という伝説が残っています。実際は、古墳時代後期(4世紀頃)の古墳でしたが、真田の伝説が残る場所として、真田古墳と名付けられました。

真田の抜け穴

お問い合わせ

真田庵
〒648-0101
和歌山県伊都郡九度山町九度山1413
TEL 0736-54-2218

-問い合わせ先-

九度山町役場 産業振興課

TEL: 0736-54-2019(代表)

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