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12月の様子です。(小学校紙漉き体験学習、小学校焼き芋)

◎紙漉き体験学習(12月2日)

6年生と3年生の児童で、紙遊苑に紙漉き体験学習に行ってきました。九度山町では、小学6年生は自分の卒業証書を自分で漉くことになっていますので、この日はそのためでもあります。

さあ、出発です。二人とも元気いっぱいです。きれいに仕上げられるかな?

勝利寺の近くの駐車場に到着です。紅葉が見事でした。幅が狭く急な階段ですが、みんなで頑張って上がりました。

 

紙遊苑に到着です。消毒・検温・記名をしてから入りました。

「破ってもいいよ。」と早速、高野紙(古沢紙)を手渡されましたが、ピリッともしません。

 

二人の後で、担任が全力で試みて、なんとか破れました。高野紙(古沢紙)が千年もつという丈夫さを実感しました。

紙が植物からできていることを教えていただきました。奥には、紙の原料である繊維質を多く含んだ植物の楮(こうぞ)の木とその繊維を煮る大きな釜がありました。

楮の木の皮と皮を剥いたあとの枝です。

 

これは「とろろあおい」の溶液を取り出しているところです。とろろあおい(黄蜀葵)は葵科の植物で、この根を使います。とろろあおいの溶液を水に混ぜ、できた溶液を船(すだれを敷いた木枠)に流し込み「紙を漉く」という作業を行ないます。

 

溶液を入れた船は重く、普段使わない筋肉を使うので、一枚漉くだけでも大変です。昔の人は朝早くから夜遅くまで一日数百枚漉いたそうです。先に終えた6年生は、心配そうに3年生の様子を見守っていました。

  

水分が落ちるまで、紙遊苑内を見学しました。昔の紙漉きの様子が再現されたジオラマです。

担当の方に、紙遊苑の建物は、上皇が高野山参詣の宿泊所として利用した由緒ある所であることを教えていただきました。

  

大方の水分が落ちたので、乾燥を仕上げる板に船を乗せ、さらにタオルで水分を拭いていきます。

いよいよ緊張の瞬間です。そうっと船を持ち上げます。きれいにできたかな?

 

二人とも大成功でした。すっかり乾燥するまで紙遊苑でお世話になります。とても良いお天気だったので、乾きも早いそうです。

 

 

◎焼き芋をしました。(12月7日)

河根農園で収穫したサツマイモを焼き芋にすることにしました。二人で協力して落ち葉や木の枝を運び、河原で石拾いをして準備しました。着火は虫眼鏡を使って試みましたが、太陽光が足りず断念。火の扱いは先生たちのお世話になり、教室での授業に戻りました。休憩時間になって、再び運動場に戻ってきた二人はブランコへ。担任も入って、三人で「靴飛ばし」をして遊びました。こんなふうに小学校の運動場で小学生が元気よく遊ぶ姿を見ることは、今年度になって初めてであり、大変うれしく思いました。

 

さあ、焼きあがったサツマイモを取り出し、切ってみました。黄金色に輝く蜜芋に大変身していました。

  

二人とも満面の笑みでいただいていました。この日も晴天で、春先かと思うほどあたたかな日でした。

 

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最終更新日:20201217

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