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12月10日「想像力」

12月4日(金曜日)の5限目に全校生徒を対象に「情報教育」の一環として、LINE株式会社の福泉さんを講師としてお招きし、講習会を本校体育館で開きました。「LINE」とは皆さんもご存じのようにスマートフォン等で利用できる「無料通話アプリ」です。

「インターネットを使うときに気をつけること、考えること」というテーマで、「LINE」の便利な点と気をつけるべき点を中心に演習を交えながら楽しく勉強できました。コミュニケーションはキャッチボールと一緒で、相手のことを考えながら行うということや、ネットの特徴として、「1.公開される 2.記録される 3.拡散する 4.誰かがわかる」の4点を押さえておくことを学びました。画像を送ることについても、具体例を出しながら危険性について知ることができました。

そして、私がいちばん印象に残ったのは、「相手がどう感じるかを想像する」ことの大切さです。嫌な言葉や嫌なことは人によって違うと いうことを、「LINE」のスタンプを使って説明してくれました。実は私も「LINE」を使っていますが、スタンプ機能を結構活用しています。何を隠そう 「スタンプ大好き人間」なのですが、これからは相手がどう感じるかを十分想像したうえで、スタンプを送りたいと思います。

お互いの顔が見えないネット上では、相手への気遣いや思いやりを忘れてしまいがちです。私たちは、面と向かって話をするとき、「こういう言い方をし たら相手はどう思うかな」「自分だったらどうだろう」という思いを抱きながら、他者とコミュニケーションをとっているはずです。これらの「気遣い」や「思いやり」の根底にあるのは「想像力」です。自分を大切だと感じる気持ちと、安心感が心の中に育つことで、他者を思いやり大切にできる心、すなわち豊かな想像力が育まれることにつながります。

LINE講習会1

今回の講演が、生徒一人ひとりにとってネットのメリットやデメリット、そして自分の行動や意識のあり方を考えるきっかけになればと願っています。自分がやりとりをしている相手は、自分と同じ「人間」だということを常に意識し、お互いを大切にする気持ちを持ち続けてほしいです。

2015年12月10日(木曜日) 大野

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最終更新日:2016228

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