九度山町教育委員会 > 第4章 今後5年間に計画的に取り組む施策

第4章 今後5年間に計画的に取り組む施策

4 教育環境の整備と喫緊の教育課題の解決に向けて

(1) 安全・安心な教育環境・条件の整備と充実

 発生が予測されている東南海・南海地震等の大規模災害への対応, 子どもに対する犯罪防止,通学道路の安全確保,遊具やスポーツ施設の安全確認,安全な給食用食材の確保に努めます。
 さらに,「安心な子育て」を支援する一時預かり(通年預かり,学期預かりなど)や「放課後児童クラブ」の実施,子どもの進路保障のための奨学金制度の運用,或いは,就職支援体制や「いじめ相談ホットライン(教育相談電話)」の充実など,安心して「子育て」や「子育ち」ができるよう木目細かい方策を推進します。

(2) 高度情報化(社会)に対応する教育の推進

 高度情報化のテンポや情報機器の進歩に対応できる能力の育成と利便性に対する過度な追求への教育的対応,さらに,携帯電話やパソコン等によるいじめや犯罪の防止のための情報モラル教育,情報活用能力の育成等に取り組みます。
 また,学校教育におけるプログラミング教育にも対応できる,情報機器のリフレッシュに努めるとともに,タブレット等を活用した双方向型の授業改革,校務の情報化などに努めます。

(3) 学校の小規模化への対応と不登校児童・生徒の受け入れ

 地域の少子化が著しく,児童が在籍しない学年(欠学年)や1~数人の学年が生じています。こうした状況が続き学校の小規模化が進むことは地域の活力にも影響していくことが懸念されます。しかし小規模校は規模の大きい学校と比して教育環境・教育効果等において優れた面が多くあります。特に近年の教育課題でもある「学校が地域・家庭とより緊密な連携を図りながら豊かな心を育む教育」の推進,「一人ひとりの個性や力をしっかりと捉え伸ばす教育」の確かな実現が挙げられます。学校間,地域間の交流学習や体験学習を積極的に取り入れた特色ある取組を確立し,「地域の子どもは地域で育てる」「一人でも入学・在籍を希望すれば学校を存続させる」ことを基本方針として「学校の小規模化」への対応に努めます。また,特に河根小中学校については,伊都地方だけでなく近隣地域の不登校の子どもたちの居場所となりうる実績があり,今後もより積極的にその成果を生かした取組の研究を進めます。

(4) 社会参画や生涯学習の機会の享受が困難な人々への対応

 社会の様々な格差の問題がクローズアップしていますが,生涯学習社会を構築する上で,学習情報の提供や学習機会(様々な学習に参加できる場や時間)に恵まれることの格差(地域的,経済的,年齢的などによる)の拡大が重大な課題となっています。また,学習機会は公的に提供されるもの,民間等によって提供されるものなどによっても差が生じてきています。
 社会参加の機会についても同様なことが言えます。生涯学習による自己実現と社会参加や社会貢献を行うことによって得た「真の生きがいと喜び」などから得られる心や体の健康生活をもたらす社会(生涯学習社会)づくりのためには,こうした生涯学習における様々な様相の格差をできるだけ解消していくことを目指すことが求められています。そのために様々な人的,物的な手段と具体的な方途から考える必要があり,総合的な見地からこうした課題の解決を図っていくことが期待されます。

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九度山町教育委員会 学校教育課 TEL: 0736-54-2019(代表)

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最終更新日:2021423

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