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紀州髙野紙伝承体験資料館「紙遊苑」

紙遊苑

勝利寺の北側に位置する「高野紙(古沢紙)」の伝統文化とその技術を伝える体験資料館です。こちらでは、紙漉きを体験したり、茶室や和室・常設展示室を有料(減免あり)でご利用いただけます。

紙遊苑の建物は、古くは天皇や上皇が高野山参詣の宿泊所として利用した場所で、勝利寺の住職が住まわれていた建物を譲り受け復元いたしました。

室内には、高野紙を漉いていた風景がジオラマになっており、紙漉きが栄えていた時代を感じることができます。そのほか、和紙でできた凧や和紙づくりに関する様々な資料が展示されています。
現在の建物の入り口の正面には菊の紋章が施され、その上部の鬼瓦には勝利寺の「勝」の文字が入る珍しい造りとなっています。

展示スペースや茶室・3間ある和室は、写真撮影会や着物の展示会・創作フランス料理のゲストパーティーなど、相談のうえ、より多目的にご利用いただけます。

令和6年度イベント情報

髙野紙(古沢紙)

弘法大師空海は、九度山の地に手漉き和紙の技術を伝えました。この和紙は、紀州高野紙(古沢紙)と呼ばれ、厚手で丈夫であったため、傘紙、障子紙、合羽、砂糖などの紙袋、提灯に張る紙などとして、大いに利用されました。最盛期には、九度山町古沢地域を中心に約100軒の家々が紙漉きを行っていました。紙漉きの技術は、大切に守られ、期間を決めて作ることで他村の者には伝えない定めがあったそうです。
館内に天井から長く垂れ下がっている大きな七夕飾りは、埼玉県小川町の細川紙で作られたものです。
紙漉きにも様々な技法や道具があります。特に道具は、地域によって異なり、その作り方は門外不出、広まることを恐れて、結婚相手さえもその集落の中で見つけると決まっていたようです。しかし、和歌山県の九度山町と埼玉県の小川町、遠く離れた町で作られる二つの和紙の道具はとてもよく似ており、紀州高野紙が細川和紙として伝わったと言われるようになりました。そうしたことから、七夕飾りは紙遊苑の開館記念に小川町よりいただいたものです。

紙漉き体験

紀州高野紙(古沢紙)の紙漉き体験ができます。実際に高野紙を作ってみませんか?
なお、紙漉き体験には二つのコースがあり、入門コースと丸一日本格体験コースがあります。いずれも、予約が必要となります。

 

入門コース

サイズ 料金(団体) 料金(個人)

葉書大3枚

250円 300円

色紙サイズ

250円 300円

A3サイズ

300円 400円

丸一日本格体験コース

1名様

5000円(1日3名様限定)

開館日、開館時間

開館日:午前9時~午後4時30分
休館日:月・火・年末年始

アクセス

〒648-0151 和歌山県伊都郡九度山町慈尊院749-6
TEL:0736-54-3484
※紙漉体験は要予約

このページに関するお問合せ先
九度山町教育委員会 社会教育課 TEL: 0736-54-2019(代表)

いじめ相談専用メール

いじめ相談専用電話
0736-54-2340
午前8時30分~正午
午後1時~午後5時

九度山町教育委員会

最終更新日:2024411

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