6月12日「一期一会」

「いちごいちえ」と読みます。茶道の世界で生まれた教えです。「（茶の湯で）いついかなる時も、客を、一生に一度しか出会いのないものとして、悔いのないようにもてなせ。」という教えですが、この教えがまさしく学校の授業にもあてはまるというのが、私の教育観です。

毎日教室等で行われる授業は一回勝負です。やり直しはありません。テレビの録画のように「もう一度あの場面を……」というのはありません。○月○日に行われた○年生の○○の授業は、その生徒にとって人生でたった一度の授業なのです。繰り返しますが、やり直しはありません。

そう考えると、授業のそれぞれの瞬間がかけがえのないものに思えてきますよね。私は先生たちに「一期一会」の心構えをもって授業作りに取り組むよう力を込めて語っています。生徒のみなさんもまったく同じです。「一期一会」の心構えをもって授業に臨みましょう。この瞬間は二度と訪れないということを改めて意識し、一時間一時間の授業を大切にしましょう！！

平成27年6月12日（金曜日）　大野

職員玄関前に咲いているアジサイの花です。